歯磨きでインフルエンザを予防しよう!|大阪心斎橋のホワイトニング専門クリニック ブランペルル|Whitening clinic Blanc Perle

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歯磨きでインフルエンザを予防しよう!|大阪心斎橋のホワイトニング専門クリニック ブランペルル|Whitening clinic Blanc Perle

感染症の予防には歯磨きが効果的!

インフルエンザ予防に歯磨きが効果的であるという事実は、一見すると意外に思われるかもしれません。しかし、口腔内の衛生状態と全身の健康は密接に結びついており、インフルエンザをはじめとする感染症の予防においても、歯磨きは重要な役割を果たしています。今回は、なぜ歯磨きがインフルエンザ予防に効果的なのか、そのメカニズムを詳しく解説し、効果的な歯磨きの方法、その他の予防策についてもご紹介します。

1. 口腔内の細菌とインフルエンザウイルスの関係

私たちのお口の中には、約700種類もの細菌が常在しています。これらの細菌は、善玉菌と悪玉菌に分けられ、バランスを保っている状態が理想的です。しかし、歯磨きを怠ると、悪玉菌が優勢になり、歯周病や虫歯の原因となるだけでなく、インフルエンザウイルスの感染にも影響を与える可能性があります。

  • 細菌がインフルエンザウイルスの侵入を助長する:インフルエンザウイルスは、鼻や口の粘膜から体内に侵入します。口腔内の悪玉菌が出す酵素は、この粘膜のバリア機能を低下させる可能性があります。具体的には、細菌が作り出す酵素が、粘膜表面の細胞に存在するシアル酸という物質を分解することが知られています。このシアル酸は、インフルエンザウイルスが細胞に吸着するために必要な足場のような役割を果たしており、分解されるとウイルスが細胞に結合しやすくなり、感染が成立しやすくなります。

  • 口腔内の炎症が免疫力を低下させる:歯周病などで口腔内に炎症が起こると、全身の免疫システムが活性化されます。この状態が慢性化すると、免疫システムが疲弊し、インフルエンザウイルスに対する抵抗力が低下する可能性があります。

  • 細菌が気道に入り込むリスク:口腔内の細菌が唾液とともに気道に入り込むことで、肺炎などの呼吸器感染症のリスクが高まります。インフルエンザウイルス感染時に、これらの細菌が二次感染を引き起こす可能性も否定できません。

     

2. 歯磨きがインフルエンザ予防に効果的なメカニズム

歯磨きは、これらの問題を解決し、インフルエンザ予防に貢献します。具体的には、以下のようなメカニズムが考えられます。

  • 口腔内の細菌数を減らす:歯磨きによって、歯や歯茎の表面に付着した細菌を物理的に除去できます。特に、歯と歯茎の境目や歯の溝など、細菌が繁殖しやすい場所を丁寧に磨くことが重要です。

  • 細菌の出す酵素の働きを抑制する:歯磨きによって口腔内の細菌数が減ると、細菌が出す酵素の量も減少し、粘膜のバリア機能が正常に保たれます。これにより、インフルエンザウイルスの侵入を防ぎやすくなります。

  • 口腔内の炎症を抑える:定期的な歯磨きは、歯周病や虫歯の予防につながり、口腔内の炎症を抑える効果が期待できます。これにより、免疫システムの過剰な活性化を防ぎ、免疫力を正常に保つことができます。

  • 口腔内を清潔に保ち、口呼吸を減らす:歯磨き後の爽快感は、口呼吸を減らすことにもつながります。口呼吸は、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなるため、インフルエンザウイルスが侵入するリスクを高めます。鼻呼吸を意識することで、鼻の粘膜でウイルスが除去されやすくなります。

     

3. 効果的な歯磨きの方法

インフルエンザ予防のためには、ただ歯を磨くだけでなく、効果的な方法で歯磨きを行うことが大切です。

  • 1日2回以上の歯磨き:1日2回以上、可能であれば毎食後に歯磨きをすることが理想的です。

  • 歯ブラシは小さめ、毛先は普通〜柔らかめ:歯ブラシは、歯と歯茎の境目や奥歯まで届きやすいように、ヘッドが小さめのものを選びましょう。毛先が硬いブラシは、歯茎を傷つける可能性があるため、普通〜柔らかめのものを選ぶのがおすすめです。

  • 正しい磨き方:歯ブラシを歯面に直角または45°にあて、小刻みに動かして磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷つけるため、軽い力で丁寧に磨くことが大切です。歯と歯茎の境目や、歯の溝、歯と歯の間を特に意識して磨きましょう。

  • 歯間ブラシやデンタルフロスも活用:歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って清掃しましょう。これにより、歯ブラシでは除去できない細菌も除去できます。

  • 舌磨きも有効:舌には細菌や食べかすがたまりやすく、口臭の原因になります。舌ブラシやガーゼを使って、優しく舌を磨きましょう。

  • 歯磨き粉はフッ素入りを選ぶ:フッ素は、歯のエナメル質を強化し、虫歯予防に効果的です。歯磨き粉は、フッ素入りのものを選ぶのがおすすめです。

  • 最後にうがいをする:歯磨き後には、口の中をすすぎましょう。これにより、歯磨き粉の成分や磨き残した汚れを洗い流せます。

     

4. その他のインフルエンザ予防策

歯磨きはインフルエンザ予防に効果的な手段の一つですが、それだけで完全に予防できるわけではありません。以下の予防策もあわせて実践しましょう。

  • 手洗い、うがいの徹底:外出後や食事前には、必ず手洗いをしましょう。また、うがいをすることで、のどに付着したウイルスを洗い流すことができます。

  • 十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事:睡眠不足や栄養バランスの偏りは、免疫力を低下させる原因となります。十分な睡眠をとり、バランスのとれた食事を心がけましょう。

  • 適度な運動:適度な運動は、免疫力を高める効果があります。軽い運動を習慣づけましょう。

  • 加湿:空気が乾燥すると、のどの粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすくなります。加湿器などで部屋の湿度を適切に保ちましょう。

  • 人混みを避ける:インフルエンザが流行している時期は、できるだけ人混みを避けるようにしましょう。

  • 予防接種:インフルエンザワクチンを接種することで、発症や重症化のリスクを減らすことができます。

  • マスクの着用:外出時や人混みの中では、マスクを着用することで、飛沫感染を防ぐことができます。

  • 規則正しい生活:規則正しい生活を送ることで、免疫力を高く保つことができます。

     

まとめ

インフルエンザ予防に歯磨きが効果的である理由は、口腔内の細菌を減らし、粘膜のバリア機能を高め、炎症を抑え、免疫力を維持できるためです。正しい方法で歯磨きを行い、その他の予防策もあわせて実践することで、インフルエンザから身を守ることができます。

歯磨きは、単に歯を清潔にするだけでなく、全身の健康を維持するためにも重要な習慣です。日頃から丁寧に歯磨きを心がけ、健康な毎日を送りましょう。もし、口腔内の状態に不安がある場合は、歯科医師に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。

最後までご覧頂きありがとうございます。この記事を読んでいただき、皆様の健康な体と笑顔を守るための一助になれば幸いです。

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