バイオフィルムとは
細菌などの微生物が形成する層の総称をバイオフィルムといいます。簡単に言えば、歯の表面にできた細菌の膜のことです。
水中の物質の表面にはぬめりのある薄い膜状の粘着物がしばしば形成されます。
花瓶の内側や流し台などにも見られるこのような粘着物は、細菌が形成する生物膜(バイオフィルム)と
呼ばれます。歯垢(デンタルプラーク)はバイオフィルムの1つです。
バイオフィルムは歯に強く付着し、日常の歯ブラシでは除去されないとされています。
口の中のバイオフィルムには、常在菌であるう蝕原性細菌が歯の表面に形成するものや歯周病原性細菌などが歯周ポケット内に形成するものがあり、複数の微生物とそれらの産物で構成されています。
バイオフィルム内の病原性細菌が関与する感染症をバイオフィルム感染症と呼びます。
虫歯(う蝕)や歯周病はバイオフィルム感染症の1つです。
適切な歯の検診(クリーニング)の間隔について
バイオフィルムはブラッシング後8時間くらい経過すると歯の表面に細菌が付着して増殖し、48時間後には菌が成長し、72時間後にはバイオフィルムを形成します。
そして成熟するまでに3〜4ヶ月ぐらいかかり、病原性が高まっていきます。
これらのことを考慮しますと、バイオフィルムの成熟期間の3〜4ヶ月間隔で歯の検診(クリーニング)を
受けていただくのが最善です。
メンテナンス時には、前回お伝えしました PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)を受けることが重要です。
PMTCは歯科クリニックで行われる専門家(歯科医師、歯科衛生士)による徹底した歯面清掃なので、
普段の歯ブラシやセルフケアでは落とすことのできない病原性細菌を除去する方法で、
虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境にしていくクリーニングです。
まとめ
日々のブラッシングを丁寧に行っていても、バイオフィルムは出来てしまいます。
バイオフィルムは放っておいてしまうと、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。
当院では、世界有数の歯科の専門家と共同開発されたスイスのEMS社製のエアフローを導入し、
より質の高いクリーニングを行っております。
EMS社製のエアフローは専用のパウダーを吹き付けることで、歯を痛めることなく、バイオフィルム、
ステイン、歯石を除去できます。
エアフローは虫歯予防にも歯周病予防にも大変効果的です。是非、一度お試しくださいませ。
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whitening clinic BlancPerle
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