ボツリヌス治療について
ボツリヌストキシン製剤注入治療(以下、ボツリヌス治療とする)とは、
ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。
ボトックス又はボトックス注射又はボトックス療法とも呼ばれることもあります。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。
そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張を和らげることができるのです。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
この治療法は世界中の多くで認められ、広く安全的に使用されています。
効果
・筋肉を弛緩させる作用(咬筋への注入による歯ぎしり食いしばり改善効果など)
・しわの抑制作用
作用期間
筋肉の縮小効果は、通常投薬後、数日~数週間を過ぎた頃から実感され始めます。
(しわの抑制は、通常投与後2~3日で発現します。)
ボツリヌス治療の作用期間は3~4ヶ月ですので、効果が薄れるこの時期に次の投与を行うことが推奨されます。
まれにボツリヌストキシンに対する抗体をお持ちの場合(1000人に1~2人くらいの場合)効果の減弱や作用期間の短縮などが認められます。
副作用、合併症
・注射針による内出血
・筋肉の収縮抑制に伴う違和感、筋肉の減弱作用
・咬筋縮小作用により、食事の際に違和感を覚えたり、一時的に皮膚が前方に垂れてくる可能性があります。
・表情ジワヘの治療の場合、注入箇所が重く感じたり、動かしにくくなったり、違和感を覚えることもあります。
・ごくまれに発熱、吐き気、頭痛(約0.5%)を感じられることがあります。
注意事項
・妊娠中、授乳中の方への投与はできません。
・基礎疾患をお持ちの方は、事前に担当医にお伝え下さい。
・ウイルス性肝炎やHIVなどの既知ウイルスや病原菌に対する安全性は確立されていますが、
未知のものに対しては理論的に完全に否定されているものではありません。
※【重要】念のためボツリヌストキシン注入治療前後、3ヶ月以内の妊娠は避けてください。
次回、歯科クリニックでのボツリヌス(ボトックス)療法で得られる効果や役割について詳しく説明していきます。
当院でもボツリヌス(ボトックス)療法を取り入れております。
気になる方、受けてみられたい方は
大阪市中央区南船場にある「whitening clinic BlancPerle」まで是非お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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