歯の構造:複雑で精密な硬組織の驚異
1. 歯の構造:
歯の表面を覆う、人体で最も硬い組織です。 無機質が96%を占め、主にハイドロキシアパタイト結晶から構成されています。 有機質は4%ほどで、エナメルタンパク質などから成り立っています。 エナメル質は、歯の表面を保護し、酸や摩耗から守る役割を担っています。 一度形成されると、再生能力がなく、損傷すると修復が難しい点が特徴です。 - ここが溶けたり欠けたりするとむし歯(初期)になります。
エナメル質の下に位置し、歯の主要な組織です。 エナメル質よりも柔らかく、有機質を多く含みます。 コラーゲン線維が規則的に配列しており、象牙細管と呼ばれる微細な管が多数存在しています。 象牙細管は、歯髄とつながっており、温度変化や刺激を感知する役割を担っています。 象牙質は、エナメル質を支え、歯の形状を維持する役割を担っています。 - ここが溶けたり欠けたりすると中程度のむし歯になります。
歯根を覆う、骨組織に似た組織です。 象牙質よりも柔らかく、有機質を多く含みます。 歯根を保護し、歯周靭帯と結合することで、歯を顎骨に固定する役割を担っています。
歯の中心部にある、軟組織です。 血管、神経、リンパ管などから構成されています。 歯に栄養を供給し、感覚を伝える役割を担っています。 象牙質の形成にも重要な役割を担っています。 歯髄が感染症に侵されると、激しい痛みを生じることがあります。 - むし歯がここまで進行すると重度であり、神経を取らなければならなくなるかもしれません。
歯の構造(断面図)
2. 歯の種類:
口腔の前方に位置し、食物を切る役割を担います。 形状は平たく、切縁と呼ばれる鋭い縁があります。 左右に4本ずつ、合計8本あります。
前歯の隣に位置し、食物を突き刺す役割を担います。 形状は尖った円錐形で、咬合面が尖っています。 左右に2本ずつ、合計4本あります。
犬歯の後ろに位置し、食物を噛み砕く役割を担います。 形状は円錐形で、咬合面に隆起があります。 左右に4本ずつ、合計8本あります。
小臼歯の後ろに位置し、食物をすり潰す役割を担います。 形状は大きく、咬合面に複数の隆起があります。 左右に6本ずつ、合計12本あります。 歯の種類と配列
合計28本(智歯含め32本)
※智歯、親知らず
歯肉に埋まっていることが多いです。生えてきても歯ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすいため、むし歯などのトラブルが起こってきやすいです。
3. 歯の健康管理:
歯の健康を維持するためには、適切な口腔衛生管理が重要です。 毎食後の歯磨きと、定期的な歯科検診が大切です。 食生活にも気を配り、砂糖の摂り過ぎや酸性の高い食品の摂取は控えましょう。
4. 歯の病気:
歯周病、虫歯、歯ぎしりなど、様々な歯の病気が存在します。 これらの病気は、放置すると歯を失う原因となるため、早期発見と治療が重要です。
まとめ:
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