〜歯石とは〜
歯石は、磨き残した歯垢が唾液の中のミネラルと結合して時間の経過とともに石のように硬くなったものです。
もう少し詳しく説明すると…
1. 歯垢(プラーク)の形成:歯垢は、食べかすや唾液、細菌などからなる粘着性の物質で、歯の表面に付着します。
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2. 石灰化: 歯垢が唾液中のカルシウムやリンなどと結合し、時間とともに硬くなって歯石になります。 この石灰化は、歯垢が付着してから2~3日で始まり、約2週間で硬い歯石になります。
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3. 歯石の付着:歯石は、歯と歯茎の境目(歯肉縁)や、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の間の溝に付着します。一度付着すると、歯磨きでは除去できません。
歯石の特徴としては、
・ザラザラした表面: 歯石の表面はザラザラしているため、さらに歯垢が付着しやすくなります。
・黄白色~黒褐色:最初は黄白色ですが、時間の経過とともに茶色や黒褐色に変化していきます。
・歯周病の原因:細菌の温床となるため、そのまま放置すると歯石の表面に付着した細菌が歯茎を炎症させ、歯周病を引き起こす大きな原因となります。
〜歯石取りが痛い理由〜
歯石の付着状態: 歯石が大量に付着していたり、歯周ポケットの奥深くまで付着している場合は、除去する際に歯に負担がかかりやすくなるため痛みを感じやすいです。歯周病の進行: 歯周病が進行していると、歯茎が炎症を起こして腫れていたり、知覚過敏になっているため、歯石除去の際に刺激を感じやすく痛みが出やすくなります。知覚過敏とは温度刺激(特に冷たいもの)などで感じる一過性の痛みで、虫歯や歯の神経(歯髄)には異常がない時の症状を指します。-
虫歯の進行:歯の最外層(硬いエナメル質)で歯が守られていればしみることはありませんが、虫歯が進行して歯の表面に穴が開くと内側の層に水や刺激が伝わり、痛みを感じます。
歯石除去器具との接触による: 超音波スケーラーなどの器具が歯や歯茎に当たると、振動や圧力によって痛みを感じることがあります。特に、歯の根元が露出している場合や、進行した歯周病、知覚過敏がある場合は痛みが強くなる可能性があります。個人の痛みの感じ方: 痛みの感じ方には個人差があります。普段から歯の治療に恐怖心がある人や、痛みに敏感な人は、歯石除去でも強い痛みを感じることがあります。
〜アフターケア・予防策〜
【歯石除去後】
・刺激のある飲食物を避ける:歯石取り後は一時的に歯が敏感になることがあります。そのため冷たい物や熱い物、辛いものなど刺激のある食べ物、飲み物を控えることで痛みを軽減できます。
・優しいブラッシング:歯石取り後は歯茎が敏感になることがあるため優しくブラッシングすることが重要です。歯ブラシは柔らかめのものを選び力を入れずに歯を磨くように心がけましょう。
・知覚過敏用の歯磨き粉を使用する:歯石取り後にしみる痛みがある場合は、知覚過敏に特化した歯磨き粉を使用することが効果的です。知覚過敏用の歯磨き粉には歯の表面を保護する成分が含まれており、痛みを軽減できます。
【歯石除去時の痛みに対する予防】
・日常のブラッシングの徹底:歯石ができる前に歯垢をしっかり除去することが痛みを軽減する最も効果的な予防策です。歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使って歯と歯茎の隙間を丁寧に磨くことが大切です。
・定期的な歯科検診の受診、クリーニング:歯科医院での定期的なメインテナンスは、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。3ヶ月~6ヶ月に一度の受診を目安にしましょう。当院では微細な粒子を歯に噴射するemsエアフローを用いたクリーニングや歯石除去(スケーリング)、フッ素塗布から歯科医師・歯科衛生士によるお一人お一人のお口の状態に合わせた歯磨き指導まで幅広く行っております。美と健康を同時に保ちたい方は是非ご利用くださいませ。
〜歯石取りの重要性について〜
歯石除去の重要性は、主に歯周病予防にあります。歯石は歯周病の大きな原因となるため、定期的な除去が非常に重要です。歯石除去のメリットを詳しく説明します。
1. 歯周病予防・改善
細菌の温床となる歯石を除去:歯石は、歯周病菌の温床となります。歯石を除去することで、歯周病菌の繁殖を抑え、歯肉炎や歯周炎などの歯周病を予防・改善できます。
歯周ポケットの改善:歯周病が進行すると、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。歯石を除去することで、歯周ポケットの深さを浅くし、歯周病の進行を抑制できます。
2. 口臭予防
口臭原因菌の除去: 歯周病菌は口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)を産生します。歯石を除去することで、これらの菌の数を減らし、口臭を予防・改善できます。
3. むし歯予防
歯垢の付着防止: 歯石の表面はザラザラしているため、歯垢が付きやすくなります。歯石を除去することで、歯垢の付着を防ぎ、むし歯を予防することに繋がります。
4. 歯の本来の白さを取り戻す
着色汚れの除去:歯石や歯垢に含まれる色素によって歯が黄ばんで見えることがあります。歯石除去と併せて行うクリーニングによって、これらの着色汚れを除去し、歯の本来の白さを取り戻すことができます。
5. 早期発見・早期治療
定期的な検診の機会:歯石除去のために歯科医院に通うことで、歯科医師や歯科衛生士による定期的な検診の機会が得られます。これにより、むし歯や歯周病などの早期発見・早期治療につながります。
6. 全身疾患のリスク軽減
歯周病と全身疾患の関連性:歯周病は、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、肺炎などの全身疾患と関連があると言われています。歯石除去による歯周病予防は、これらの全身疾患のリスク軽減にも繋がります。
これらのメリットを享受するためにも、歯科医院で定期的に歯石除去を受けることが大切です。頻度は、個々の口腔内の状態によって異なりますので、歯科医師に相談しましょう。まずは口腔内を診てもらうことが大事です。
まとめ
最後までご覧頂きありがとうございます。この記事を読んでいただき、皆様の
ぜひ一度、大阪 心斎橋 ホワイトニングクリニックBlancPerle(ブランペルル)で相談してみてはいかがでしょうか。
輝く笑顔で、自信に満ちた毎日を送りましょう!
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